おもしろ植物(3)

これは大雪山の小泉岳から緑岳に向う途中の砂礫地に咲いていたコマクサの花です。
一見、何でもないコマクサの写真ですが、花冠の基部を注意してよく見て下さい。
何か気付くことはありませんか?  (2010年7月15日 大雪山/小泉平)

盗蜜の跡

丸く穴が開けられていますよね。これは「盗蜜の跡」です。
多くの植物は特定の昆虫と手を結び、蜜を与えるかわりに花粉を運んでもらいますが、
花粉を媒介しない厄介な奴も居ます。 犯人は外来種のオオマルハナバチです。

在来種のマルハナバチの体は小さく花の中に入り込めますが、体の大きな
オオマルハナバチは頭を入れても蜜を吸うことは出来ません。
そこで、花冠の外から穴を開け蜜を盗むのです。

温室トマトの受粉のために日本に連れて来られたものが逃げ出し、野生化したものと
言われています。 それがこんな高山までやって来ているのですね。
それにしてもコマクサはケシ科、全草に毒成分を持っていたはずでは・・・・
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杉浦直樹

Author:杉浦直樹
『自然塾』塾長の杉浦直樹です。
日本自然保護協会
自然観察指導員

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