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山小屋ご飯 みくりが池温泉

夏山シーズンもあっけなく終わり、山は次の舞台である紅葉へと移りつつある。
今年もたくさんの山小屋や山麓の温泉に泊まった。

7月中旬からツアーで泊まった山小屋は北ア・白馬山荘、白馬鑓温泉、
針ノ木小屋、種池山荘、中房温泉、燕山荘、常念小屋、蝶ヶ岳ヒュッテ、
立山・内蔵助山荘、みくりが池温泉、中ア・越百小屋、木曽殿山荘、
南ア・光小屋、茶臼小屋、聖平小屋、そして御岳・五の池小屋など。

最近の山小屋の食事は格段に美味しくなった。
山での楽しみはもちろん眺望であるが、その次は食事である。
重たいザックを背負い、頑張った体に冷たいビールも欠かせないが
小屋の夕食は山の印象までも左右する。

かつて山小屋の定番はカレーだった。 今も名物としている小屋も多いが
近年は小屋の収容人数も増え、ヘリでの荷揚げにより食材も豊富となり
食事はとても美味しくなった。

献立

今年一番、気に入った食事は立山の「みくりが池温泉」の夕食だった。

車が近くまで入って来られる小屋の食事は比較的いいものだが、
「みくりが池温泉」はその土地の郷土料理を出してくれるのが嬉しい。

ご丁寧にその夜の夕食のメニューまで案内されていた。(2011年8月19日)

山荘の夕食

これがその夕食だ。 メニュー案内と偽りないかとくとご覧あれ。

南アルプスの茶臼小屋も刺身が出る小屋として知られるが、
山小屋でお刺身を食べられるのは嬉しい限りだ。

夏野菜あり、お肉あり、魚あり、栄養バランスのとれた夕食だ。
注目して欲しいのは右上の椀物である。

つぼ煮

聞き慣れない言葉が「つぼ煮」だった。 これは立山の案内人たちが
暮らす地元、芦峅寺(あしくらじ)に伝わる郷土料理だった。

「山里暮らしの知恵が溶け込んだ一品」とあったが、心にも胃袋にも
しっかりと溶け込む美味しい味だった。

そして、極めつけはこの料理。 これは「ゲンゲの唐揚げ」である。
別料金で注文しなければならないが、これが実に美味しかった。

ゲンゲ

ゲンゲ(幻魚)とは富山湾をはじめ日本海の深海で獲れる魚だ。
太平洋側でいうと同じ深海魚の「メヒカリ」のような淡白な味だった。
「いや、実にビールが進む、進む。」

他にも富山湾の宝石と言われるシロエビの唐揚げやニギスの昆布締め、
ホタルイカの沖漬けなどが別メニューとしてあった。

この「みくりが池温泉」の先には「雷鳥荘」があるが、
以前泊まった時には「サス」と教えられた郷土料理が出た。

これはカジキマグロ(サス)を昆布で締めたもので、これも美味しかった。
富山では昆布締めがよく行われるようで、ブリ、サスなど傷みの早い刺身を
昆布ではさむことによって日にちを持たせることに加え、旨味が凝縮される。
「いや、いや、日本の津々浦々、美味しいものがいっぱいあるではないか。」

そして、つい先日。御嶽山の麓、王滝村の旅館に泊まった時もまた発見。
松本の明科辺りの名物らしいが「つぶら揚げ」なるものを頂いた。

それはニジマスの唐揚げのことで、背開きにしたものを2度揚げし
醤油だれで味付けされていた。
「つぶら(円ら)揚げ」の名前は揚げると丸くなる姿からきているという。
頭から尾っぽまで丸かじり、これまた実に美味しく、ビールが進む、進む。

旅のつれづれ、その土地でしか味わえない料理がある。
その土地の風土が育んだ食べ物、その土地の風に触れながら
味わうのが一番だろう。


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プロフィール

杉浦直樹

Author:杉浦直樹
『自然塾』塾長の杉浦直樹です。
日本自然保護協会
自然観察指導員

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