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高嶺の花/キタダケソウ

期間限定の和菓子とか、ご当地だけのオリジナルスィーツとか
限定商品がもてはやされている時代ですが、
花にもこの山だけでしか見られないと言う特産種があります。

南アルプスの北岳に咲く「キタダケソウ」はその代表でしょう。
咲く時季が梅雨時で山には出掛けにくいことや、日本第2位の高峰で
まだ雪が多く残ることなど、なかなかお目にかかれない花のひとつです。

キタダケソウ1

数日前から天気予報の天気図とにらめっこをした後、2泊3日で
高嶺の花を見に行くことになりました。(2010年6月30日~7月2日)



長年使い込んで防水性の落ちたレインウェアも買い替え
予備の着替えも準備して、雨を覚悟の登山でした。

キタダケソウ2

例年より雪解けの遅れた北岳。大樺沢には長く雪渓が残り八本歯コルへの
ルートは通行止めで、やむなく草すべりを上がることになりました。

心配した天気は信じられないほどの快晴でした。
小太郎尾根の分岐まで来ると目の前に大きな山容の仙丈ヶ岳が現れ
足下には数えきらないほどの花たちが咲いていました。

キタダケソウ3

高山植物の女王と呼ばれるのがコマクサなら、このキタダケソウは高山植物の
貴公子と呼んでいいだろう。
世界中を探してもここ北岳だけにしか見られないのだから。

時間の許すかぎり、あれやこれやとアングルを変えカメラを向けるが
なかなか納得のいく写真は撮れなかった。

気品ある白い花弁は繊細で、時がすぐに初々しさを奪ってしまう。
花芯のしべもすぐに色あせ、葯はこぼれ落ちてしまう。

撮影をあきらめ、しばし傍らにたたずみ眺めることにした。
これほど優美な花がなぜ気象環境の厳しいこの斜面に咲くのだろう。
「気高き」はこう言うことなのだろうか。



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No title

貴公子ですか。。。。。
北岳にしか咲かない花とは、何と繊細で我儘な花なのでしょうか。

何時か私も見に行きたいと切望しています。
プロフィール

杉浦直樹

Author:杉浦直樹
『自然塾』塾長の杉浦直樹です。
日本自然保護協会
自然観察指導員

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