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お猿の温泉

「温泉に入る猿を見に行こう」と、ツアーで企画したが山頂志向の
お客さんには受け入れられず、ツアーは催行されなかった。
ならば「自然塾」で見に行くしかないと、2月下旬に出掛けることになった。
後楽館
場所は志賀高原の西側、横湯川の上流にある「地獄谷温泉」だ。
長野市街から言えば渋・湯田中温泉郷の奥にあたる。
9湯からなる温泉郷の最奥、上林温泉から雪道を30分ほど歩く。
その雪深い渓谷にある一軒宿「後楽館」に一泊した。
噴泉
ひなびた湯治場的な宿であったが、山にはまたその趣がいいものだ。
男女別の内湯もあるが、渓流沿いには混浴の露天風呂があり、湯船の目の前に
「地獄谷温泉」の名前の由来となった大噴泉を見ることが出来きた。
窓辺の猿
朝、洗面へ廊下に出ると、もう宿の屋根まで猿がやって来ていた。
ここでは森も民家の屋根も彼らのフィールドだ。
暖かな場所でグルーミング、いつまで見ていても飽きない仕草だった。
雪猿
「後楽館」から更に谷奥へ入ると野生の猿を身近で観察できる「野猿公苑」があり、
猿たちが温泉に入る姿を見ることが出来る。
温泉に入る猿は世界的に珍しく、海外からの観光客が多く見られた。
子猿
昨年生まれた猿だろうか? 群れの中にはたくさんの子猿たちがいた。
野猿公苑の職員がまいた小さな麦を懸命に食べる姿があちらこちらにあった。

職員の方がネットで書かれている「ふぃーるど・のーと」を覗くと
猿たちの様子の他にも季節や観光客のことが書かれている。
その中に面白い記事を見つけた。

暖かくなると温泉に入る猿は少なくなり、温泉の周りで遊ぶ猿が増えるらしい。
猿が身近に居るにもかかわらず、観光客は猿の居ない温泉ばかり見ている。
日本人は温泉に入る猿しか興味が無いが、外国人は温泉に入っていない猿も
よく見ているという。
野猿公苑に続く雪道も日本人は遠いとか、大変だとか言うそうだが、
外国人は雪道も楽しんでいるという。
「日本人は野生の猿を観たり自然を楽しんだりという意識が無いのだろう。
トレッキングとかアウトドアと意識しなくても自然は身近にあるのだから
もう少し興味を持っていいだろう。」と結んでいた。

僕も同感である。山頂だけにこだわる愚かな登山者があまりにも多い。
「山だけ登っていると人間はバカになるよ。」これがいつもの口癖だ。
自然はこんなにも面白く、楽しいものなんだ。
もっといろんな事に関心を持ったらどんなに豊かな日々を過ごせることか。






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杉浦直樹

Author:杉浦直樹
『自然塾』塾長の杉浦直樹です。
日本自然保護協会
自然観察指導員

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