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春の猿投山

何年ぶりかで猿投山(豊田市)に行ってきました。
ここは、かつて僕が自然観察のフィールドにしていた場所です。

猿投山の標高は629mと低く、照葉樹が多いためどの登山道にも
あまり光が射しません。
ですので、花を見るには陽の当たる広い車道沿いを歩きます。

4月20日、里のソメイヨシノはあっけなく散ってしまったけれど
猿投山のヤマザクラはまだ春の光を浴びて何本かが咲いていました。

その中に鋭く長い刺を持った木を見つけました。
さて、この木は何の木でしょう?

フユザンショウ

これはフユザンショウ(ミカン科)の木です。
サンショウやイヌザンショウは冬に葉を落としますがフユザンショウは
常緑で葉を落としません。 それで冬山椒。
この木の何よりの特徴は葉軸に翼があることです。

次に、つる性の大きな丸い葉を見つけました。
こちらも常緑の植物です。さて、何の葉でしょう?

キジョランの葉

これは渡りをする蝶・アサギマダラの食草、キジョランの葉です。
ガガイモ科の植物で、猿投山ではよく見られます。
丸く食痕がある葉を何枚か裏返すと・・・・居ました。

アサギマダラの幼虫

アサギマダラの幼虫です。
この冬は三河地方でも何度か雪が積もる寒い冬でしたが
しっかり冬を越したのですね。

こちらもつる性の植物ですが、さて何の葉かわかるかな?

イタビカズラ

これはイタビカズラ(クワ科)の葉です。
枝から気根を出して木の幹や岩に這い上がります。
テイカカズラと間違え易いけれど、こちらは葉が互生します。

春はまだ浅く、最も多く見られた花はやはりスミレでした。
この白いスミレ、何スミレかわりますか?

マルバスミレ

これはマルバスミレです。 名前の通り葉が丸い。
紫色のスミレが多い中で白いスミレはよく目立ちます。

では、このスミレは何スミレかわかるかな?

ヒナスミレ

これはヒナスミレです。
薄紅の花色がとても優しく、上品な印象を受けるスミレですが、
葉の形も美しいスミレだと個人的には思っています。

他にはタチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、マキノスミレが見られました。

続いては木の芽です。細く尖ったこの芽、何の木かわかりますか?

イヌブナの冬芽

これはイヌブナ(ブナ科)の冬芽です。
イヌブナはブナよりも標高の低いところに生えます。
20個ほどの芽鱗に包まれた葉が今、まさに展開しようとしています。

イヌブナの若葉

こちらが葉を展開したところです。
若葉はたくさんの絹毛をまとい、寒さから身を守っています。
ブナより側脈の数が多く、10~14対あります。

最後はこちら、傾きかけた陽に照らし出されたこの葉は
いったい何の木でしょう?

エンコウカエデ

これはエンコウカエデ(カエデ科)です。
葉が深く切れ込むのが特徴で、この葉の形を猿の手に見立て
エンコウカエデになった。

久しぶりの猿投山、少し疲れはしたが楽しい一日だった。
山麓には猿投神社があり、比較的自然が残された山である。
5月になれば花数も増えるだろう。
薫風が香り、カイナンサラサドウダンが咲き出す頃に
再び訪れてみようと思う。
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猿投山

有り難うございます。
猿投山は林道を歩くのがいいのですね。

とても新鮮でした。
ぜひ見に行きたいです。
観察をしながら次回は行ってみます。

カイナンサラサドウダンの花をぜひ見いたいです。
今頃なら見ることができますか?

プロフィール

杉浦直樹

Author:杉浦直樹
『自然塾』塾長の杉浦直樹です。
日本自然保護協会
自然観察指導員

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